ピラティスってそもそも何?ほかのエクササイズと何がちがうの?
とにかく腹筋を鍛えるイメージ。ヨガよりもしんどそう。どちらが効果あるかな?
と疑問をお持ちではありませんか?
ここ数年ピラティスのスタジオが増え、一般にもピラティスがどんどん浸透しているのを感じます。しかしまだ、ほとんどの人にとって「ピラティスって聞いたことはあるけれど詳しくは分からない」というのが実情ではないでしょうか?
この記事ではピラティスの効果を、創始者のジョセフ・ピラティスさんの言葉を引用しながら解説していきます。
目次
・まとめ
ピラティスはコントロロジー
ピラティスは、1880年にドイツで生まれたジョセフ・ピラティスという方が考案したエクササイズの体系です。
彼は自信が生み出したエクササイズをコントロロジーと呼んでいたそうです。
コントロロジーとは「体と心のバランス」を整えるため、自分でコントロールする能力を高める方法です。不自然なトレーニングをして体(筋力)だけを異常に増強させるのではなく、心と体をバランスよく調和させて発達させていくという考え方です。
ピラティスさんは著書も残しています。『ユア・ヘルス』『リターン・トゥ・ライフ・スルー・コントロロジー』の2冊です。いずれもコントロロジーを通じてすべての人に健康になってもらいたいという、ピラティスさんの熱い熱い志を持った言葉に触れることができます。
ここからは著書を引用しながら、ピラティスさん自身の言葉で、ピラティスの効果について解説していきます。
ピラティスの効果
筋力の強化
小さな筋肉の強化が、大きな筋肉の強化に役立つ。目指すのは隆々とした筋肉でなく、しなやかな筋肉。
ピラティスでは一般的な筋力トレーニングのような手足に負荷をかけてダイナミックに動かすエクササイズはありません。
背骨に牽引をかけ(エロンゲーション)ながら、背骨一つ一つを順番に動かす(アーティキュレーション)エクササイズが主体です。
大きな外側の筋肉を肥大させるのではなく、奥で眠っている小さな筋肉を活性化させていきます。
ムキムキの筋肉質な体ではなく、無駄がなく均整の取れた締まった体つきを目指します。
ムキムキの身体を「格好いい」と思う方と「少し苦手」と感じる方は、分かれると思います。
ピラティスで磨かれたしなやかな体つきは大多数の男女にとって、見た目にもより好ましく感じられることと思います。
血流の改善
血液が新たな活力を取り戻して体をめぐる。きれいで新鮮な血液が体中のすべての筋肉組織に運ばれるのだ。
どんなエクササイズでも血流が良くなるのは当然ですが、ゼーハー息切れしながら行っていると、心臓に余計な負担がかかってしまいます。
ピラティスでは呼吸のリズムに合わせ、体の中心軸から左右対称に動かすエクササイズが多いです。正しく行えばやればやるほど呼吸は整います。荒い呼吸に乱れることはありません。
体の一部に負荷をかけずに全身に心地よく血が巡るのを実感できます。
ピラティスでは仰向けに寝た状態で脚を上に挙げるエクササイズも多く、手足の末端にたまった血流が体幹部へと循環していくことが実感できます。
むくみや冷え性の解消につながります。
内臓への好影響
エクササイズは座った姿勢、あるいは横たわった姿勢で行う。これは心臓に過度の負担をかけないと同時に、内臓が本来のあるべき位置により近くなることを生かすためである。
平日に仕事をがんばって休みの日にピラティスに行かれる方が多いことと思います。
予約が入っていても、必ずしも体調が万全でないときもあります。今日は運動をするのは厳しいかなというコンディションの時でも、1時間のレッスンが進むにつれて、徐々に体の調子が良くなることがあります。
ただ身体をくたびれさせるのではなく、体の調子・自律神経のバランスを整える動きであるためです。
ピラティス歴が長くなるにつれて確実に内臓の調子も良くなっていくのを実感できます。
正しい呼吸法を身に着ける
正しく呼吸をすることは本当の意味での心臓のコントロールにつながる。これは心臓の負担をへらすと同時に、血液を浄化し、肺を発達させる。
呼吸法について、さまざまなアドバイスがあることと思います。
その中で、解剖学の根拠にのっとっているものはどれほどあるでしょうか?
ピラティスでは、呼吸に伴って動く、筋肉・横隔膜・背骨・肋骨のしくみにのっとって最も合理的に深く外気が取り込める呼吸法を教えてくれます。
よくヨガは腹式呼吸、ピラティスは胸式呼吸と単純化した説明を見かけますが、正確ではありません。
両方の呼吸を目的によって使い分けることに意味があります。
身に付ければご自身の健康をまもる一生モノの財産になります。
日常動作
正しいエクササイズを続け、考えなくても体が動くレベルまでに達すると、日常動作にも優雅さとバランスが備わる。
ピラティスの効果はレッスンを受けているスタジオの中だけではとどまりません。日常生活のなかでも動きが洗練され、無駄なく機能的で優雅な動きが身についてきます。
スポーツが好きな方なら、種目を問わずフォームが改善しパフォーマンスが上がっていくことも間違いないです。
周りの人から「あの人の動きは何か違う」と思ってもらえるようになります。
ピラティスは、ピラティスをやることそのものが目的ではありません。あくまで自分の人生をより豊かにするための手段として生かしていくものです。
効果を出すうえで大切なこと
以上、さまざまな素晴らしい効果が期待できるピラティスですが、効果を実感するには相応の努力が必要です。
こちらもピラティスさん自身の言葉を引用します。
まずは、心を決めて、コントロロジーのエクササイズを10分間、毎日怠ることなく続けてみよう
とあります。ピラティスはマットピラティスと言って、特別な道具がなくても自分で家でも行える種目もあります。
しかし本当にピラティスの効果を味わえるのは、マンツーマンでインストラクターに身体をみたててもらって行うマシンピラティスです。ピラティスには「筋肉の再教育」という考え方があります。自己流でひたすら鍛錬するのではなく、自分よりも身体について詳しく、感覚も優れた人から動作を補正されながら行うときに、最も効果が発揮します。
10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが変わる
という有名なピラティスさんの言葉があります。
ピラティスは一般の方からすると少し敷居が高いイメージがあることと思います。
しかしそれを乗り越えて、本当によいインストラクターに出会えれば、劇的に体が変わり、ピラティスの効果を存分に味わうことが出来ますよ!
まとめ
●ピラティスは敷居が高く、よく分からないというイメージがまだある
●よいインストラクターからマンツーマンでレッスンを受けると効果が実感しやすい
●筋力を増強するだけでなく、体と心のバランスが良くなり、生活の質が上がる
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